ご寄付のお願い
本当に困ってしまった子どもへの支援はあります。でも、まだ困っていない、これから困りそうな子どもへの支援は思いのほかないものです。
まだ困っていないけど、これから困るかもしれない子どもたちは、漠然とした不安に怯えています。その不安を怒りに変えて誰かにぶつけたり、感情を押し殺したりしながら、 目の前の今日を生きるだけで精一杯だったりします。
自分を大切にすることや、頑張ることの意味を見つけられないまま、高校という(義務教育ではない)自己責任の世界に足を踏み入れると、寝坊やサボりなどが原因で単位不足となり、 あっという間に学校の隅っこから、社会の隅っこへと追いやられてしまいます。
ギリギリのボーダーラインの上で、為す術もなく今日を生きる高校生たちが、安心できるカフェで一息吐きながら、大好きなボランティアさんに愚痴をこぼしたり、 甘えたりして過ごしながら、将来の自分をぼんやりと模索し、「今度はいつ?」なんて確認して帰っていきます。
まどろっこしく書いてしまいましたが、まだ困っていないこれから困りそうな子どもは、すでに困っているということです。
パノラマの取り組みは、そんな高校生が社会に希望を持って羽ばたいていけるように、高校在学中から学校の中で支援を開始する予防支援です。
まだ困っていない子どもへの支援がないということは、私たちの活動の資源となるヒト・モノ・カネを得にくいということです。予防支援の実践と、必要性をアドボカシーしていく パノラマの活動をご寄付を通じて、支援していただければ幸いです。
「すべての人をフレームイン」するために…
パノラマの活動は様々な形で応援いただけます。